日本国内にお住まいの多くの一般のかたは、葬儀を仏教式に行います。お寺の僧侶のかた、ご住職に斎場やご自宅にきていただき、読経をしていただくことが多いです。お経は仏教の教義や聖典に基づいたものですので、聞き流すのではなく、しっかりと耳にいれて、心に刻みつけておいたほうがよいでしょう。葬式やお通夜、告別式などは故人をしのぶことが目的の催しです。ご家族やご親族、ご友人や故人のお勤め先の同僚の方などが訪れますが、ただのあつまりではなく、お経を聞いて故人をしのぶことが大切なということを忘れないほうがよいでしょう。
最近、伝統的な葬儀の形式にとらわれない無宗教葬や自由葬が増える傾向にあります。その中に音楽葬というものが含まれており、名前からもわかるように音楽を流して故人とお別れします。故人が音楽を趣味としていた場合に行われることが多く、故人選曲のBGMを流して故人の遺志を反映させてあげることができます。まだ元気な間に自分の葬儀で流される曲を選んでおけば、自分らしさを演出することができるため生前の元気な姿を思い出してもらいやすくなります。
日本は超高齢社会に突入しており、どんどん高齢者の数が増加していますが、今後は逆に亡くなる方が多くなると考えられます。人はいつかは終わりを迎えることになるので、自分のエンディングをどういうものにするべきかを考えておくべきです。近年、良いエンディングにするために終活を行う方が増えています。テレビ番組や雑誌、ネットなど様々なところで取り上げられているので、存在くらいは多くの方が知っていると思われます。特に行うべきことは私物の整理です。
葬儀に着ていく服装はとても重要です。葬儀の場に合った服装で参列することが重要で、また故人の家族に迷惑のかからない服装を選ぶことが重要となります。しかし、子供も一緒に葬儀に参列をさせる場合、どのような格好にすれば良いのか迷うはずです。子供の場合は、制服で葬儀に参列させることが良いでしょう。制服であれば特に問題はありませんが、ブレザーなどの派手な制服の場合は避けるようにするべきでしょう。派手な制服の場合は、できるだけ紺や黒などの地味な服装を選ぶようにするべきでしょう。