2018年03月20日

故人が選曲したBGMが流れる葬儀

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最近、伝統的な葬儀の形式にとらわれない無宗教葬や自由葬が増える傾向にあります。その中に音楽葬というものが含まれており、名前からもわかるように音楽を流して故人とお別れします。故人が音楽を趣味としていた場合に行われることが多く、故人選曲のBGMを流して故人の遺志を反映させてあげることができます。

まだ元気な間に自分の葬儀で流される曲を選んでおけば、自分らしさを演出することができるため生前の元気な姿を思い出してもらいやすくなります。BGMはCDで流すだけではなく、希望に応じてその場でピアノで演奏してもらったり数人による小規模な弦楽団に演奏してもらうことも可能です。

楽器による演奏の他に、合唱団に来てもらうという方法もあります。音楽葬の場合には決まった形式がなく、自由に執り行うことができるというメリットがあります。よくありがちな型にはまった葬式ではないため参列者の印象に残りやすく、故人の他に遺族の思いも反映して充実した葬式が挙げられます。

一方で形式にこだわりたい年配者からは理解してもらいにくい場合があるため、遺族の間でもめることがないように事前にしっかりと話し合った上で執り行うことをおすすめします。音楽葬を行う場合の費用は、内容により大きく異なります。

CDを流すだけであればコストはあまりかかりませんが、楽団や合唱団を招く場合には高額になることがあります。予算と相談しながら、満足できる式を提案してみてください。