葬儀を執り行う上で、供花はとても重要な存在です。お悔やみの気持ちや故人を偲ぶ気持ちを表すとともに、式場や祭壇の装飾効果もあります。葬儀へ参列する機会は、前触れもなく突然やってきます。いざという時に戸惑うことがないよう、正しい知識を身に付けておくことは決して無駄にはならないでしょう。葬儀の中で使用される花には、供花、献花、枕花の3つの種類があります。供花は式場や祭壇に供えられる花、献花は参列したひとりひとりが1本ずつ祭壇へ供える花、枕花は近親者が故人の枕元へ供える花のことです。
何らかの事情や遠方で葬儀に参列できない場合や、香典辞退の葬儀で香典の代わりとして贈ることもあります。宗教や土地柄による違い、あるいは会場の広さや全体のバランスなど、考慮すべき点が多くありますので贈る際には、事前に葬儀社や遺族へ確認するのが無難でしょう。ただ、最近増えてきているのがお別れの会というスタイルです。近年、ライフスタイルや価値観の多様化から、葬儀や告別式は故人の家族や親族、あるいはごく親しい友人など、近親者のみで行いたいという考えが増えています。
そして、その後に改めて友人や知人、会社関係者などを招いて行われるのがお別れの会です。葬儀と比べて自由な形式で行われることも多く、儀式的なことよりも、生前の故人へ対する関係者の厚情に感謝するおもてなしとしての開催を重視する遺族や主催者も多くなっています。お別れの会の費用も、香典とする場合もあれば会費という2つのパターンがあります。会費制の場合には香典は不要となります。その場合の会費の相場は、一般的には1~2万円とされています。この際、お花は辞退しますと明記されていない場合は、お送りしても問題はないでしょう。ただし、会によっては頂いた花を祭壇へ充当する場合もありますので、あらかじめ主催者側に確認することが無難でしょう。
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